SEUって凄いですよね。何が、って?結構ベテランの方でも、知らないコマンドが有るかも。ちょっと、ご紹介しましょう。まずは、マニュアルから。
AS/400 適用業務開発ツール・セット/400
原始ステートメント入力ユーティリティー (SEU)バージョン 3
資料番号 SC88-5200-00 8.0 第8章
原始ステートメント入力ユーティリティー・コマンドの使用
SEU コマンドを使用して、以下の処理を実行できます。
FIND
コマンドを使用して、特定の文字ストリングを含むレコードを検索します。
HIDE
コマンドを使用して、特定の文字ストリングを含むレコードを隠ぺいします。
CHANGE
コマンドを使用して、文字ストリングを検索および変更します。
SET
コマンドを使用して、編集セッションの調整、および検索機能と変更機能の調整を行います。
TOP コマンドおよび BOTTOM
コマンドを使用して、画面の位置設定を変更します。
SAVE、FILE、および CANCEL
コマンドを使用して、メンバーの変更処理の保管、ファイル、または取消しを行います。 |
18,28,33,43を覚えよう
予め、覚えて欲しいことがあります。桁位置です。18,28,33,43 と暗記しておいてください。
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開始位置 |
終了位置 |
演算項目1 |
18 |
27 |
命令 |
28 |
32 |
演算項目2 |
33 |
42 |
結果 |
43 |
48 |
参考までに、画面イメージです。これと、上の表を見比べて下さい。
HIDEの例
省略形はHです。
全てを隠す
(いったん全て隠してから、必要なもののみ表示する等に利用)
実行キー↓
コメント行を隠す
実行キー↓
HIDE+FINDの例
いったん全てを隠してから、必要なもののみ表示
下の例は、
BEGSRを、28桁から32桁まで(命令コードですよね)で、隠されたものを対象として(=X)、全て(=A)、見つけて下さい
ということです。つまりは、全ての、サブルーチンを表示しようとしています。ちなみに、「隠していない部分」の指定は、 NX です。
実行キー↓
このほか、
F subroutine 18
とすると、該当するサブルーチンのみ、表示します。したがって、EXSRやBEGSRが出てきます。いろいろ、使えそうですね。
また、SEUの構文エラーの検索は、
F *ERR
で出来ます。
HIDE+CHANGEの例
いったん全てを隠してから、必要なもののみ変更
下の例は、
#YESを、#NOに、隠されたものを対象として(=X)、全て(=A)、変更して下さい
ということです。勿論、F14の指定画面でもできますよ。
実行キー↓
SEUって、プログラマーにとっては、もう手足そのものと言っていいくらい、大事です。いろいろな機能が入っていますね。SEUと同じ機能のプログラムを、作れ、といわれたら、もう、死んでしまいますね。
以上 |