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updated on 2004.06.23

16.26.JDEをやろう6

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まだ、JDEのアドオンをしている。何もないところにERP導入、というよりも、最初に基幹業務やら、非定型業務やら有るところに、ERPを「合成」してシステム化するのは、リスキーで、時間もかかる。いっそ、非定型業務とERPでハードウェアを分けてしまおうか、とも思った。でも、両者連携して、出荷=売上情報やら商品マスターやら、共有部分が多すぎる。なにもマシンを分けるメリットが見つからなくなってしまう。むしろ、AS/4002台のメンテナンス(PTFやら定期的なフルバックアップ)までやらなくてはならなくなる。サポート切れで、バージョン、リリースアップを2台分やるなんて、マンパワーも体力もない...

それにしても、無駄なフィールドやら、ファイルやら多い。そして、こんなに多いのに、使われないものが多い。無駄な「未使用」フィールドの山なのだ。これでは、ディスクの肥やしにすらならない。最初のころは、「仕方ないさ。有りもののパッケージなんだから」と、考えていた。つまり、有る会社ではここは使い、また有る会社では使わない。それら全てを満足させるには、全ての要求を満たすフィールドを山ほど準備して、各々の取捨選択をパラメータで制御するのだ。

「仕方ないさ、パッケージだもん。」

洋服で言ったら、吊しの服なのさ。オーダーメイドでも、イージーオーダーでもない。既製服。でも、問題は、その吊しの服が、プロレスラーの様に大きな人がきれるなら、どんな人もきれるさ、という「大は小を兼ねる」方式なのだ。その1つのサイズしかないのだ。そんなに、いろいろな、細かな業務を必要としない会社に取っては、無用の長物となってしまう。

「しょうがないのさ」、と思っていた。

でも、だんだん、気持ちが変わってきた。JDEから来る人たちは、まじめで、礼儀正しく、しっかり指導してくれる。それなのに、あのソフトなのだ。「気の毒だ」。お世辞にも使いやすいとは言い難く、また、どうしても、会社独特の仕様が出来てしまうのは、実は、全世界共通なのだと思う。商品コードが25バイトも有るのに、オーダーエントリはそれを克服するほど使い良くない。それを、知恵をだして、機転、と、だまし、で、なんとか使ったりするものらしい。開発者にとっては、あまりにばかばかしい。いつか、この件はNG(News Group)に揚げて、他国のプログラマーの意見を聞いてみようと思う。

新聞か雑誌かで読んだのだが、パソコンのソフト会社が協力し有ってERPのパッケージを作るそうだ。そのとき、ふっと思った。どうして、ERPはソフト化しなくてはいけないのだろう、と。企業資源計画というんだから、たとえば、それが」理想とする業務フローやら概念やら、はたまた、それを使う事で浮き上がる利益やら、有るんだろう。そのアイデアやエッセンスをまとめて、ソフト化は「しないで」、スペックのみを売る会社は出来ないのだろうか。言ってみれば「設計」を売るのだ。つまらぬプログラムの小細工なんて、その企業の内作プログラマーに任せればいい。JDEが準備するツールなんて、はっきり言えば私の前では、子供だましそのものだ。それよりも、それをスペックにしてに、各社、都合のいいように、「自社で」作る方がずっと利口だ。勿論、そんな状況なら、「当社は、修正追加に便利な雛形システムも提供します」なんて、泣けてくるほど、言いERP会社も出てきたりして...ああ、とてもいい結果になるだろうなあ。なんと言っても、自社仕様で、しかもERPのお墨付き。コンサルとケンケンガクガクして、出来るシステムは、世界一と、胸を張れるだろうに...

実は、いろいろとERPのデモやら、説明やら、聞いてきたのだが、直接企業の利益になるはずという部分がよく分からないのだ。具体的に、そのパッケージで「何が」良くなるのだ?単に、1から作るより楽なだけなのか?それでは、「統合パッケージ」に過ぎないのではないか?ここは、「シークレットドクトリン」なのだろうか(笑)。何が「統合パッケージ」と「企業資源計画=ERP(企資計?)」と違うのだ?

アメリカの企業のISの責任者と、日本の同じ立場の管理者の違い、がある新聞(?雑誌かも)に出ていた。USでは、どんどんプログラマーが会社を止めて、どんどん新しい人が来る。したがって、プロジェクト管理者は、彼らの管理より、プロジェクトの内容の管理に重点を置く。人が変わってもプロジェクトは、その続きを進められるそうだ。もし、あなたが、日本の企業のプロジェクトリーダーだとしたら、そのように出来るだろうか?実は、その記事には、日本では、プロジェクトリーダーやセクションのオサは、部下のご機嫌を取り、「止めさせない」事に細心の注意を払うそうだ。つい、笑ってしまった。よく見ている。まさにそうではないか。ばかばかしい。日本の技術崇拝も、うんざりだ。技術者のやっていること、知っていることなんて、大したことないのに。ああ、おかしい。向き不向きだけの問題なのに。「制服に弱い」「専門用語に優越感」「技術は神聖」...はっ!ばかばかしい...問題は、何も知ろうとせず、評論家のなずがままになっていることに気が付かないことだ。おっと、愚痴モードになりそうだ。いけない。でも、得意な分野で、それが活かせる環境が少ないのは問題だね。... 違う?じゃね。

以上

1999/7/14


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