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updated on 2004.06.23

16.12.HTML奮闘記

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Hyper Text Markup Language

AS/400の技術者に取って、HTMLなんて、無縁の世界?と、思われている方もいるかもしれません。少し興味があるな、くらいの方もいるかもしれません。私は、このサイトを作る過程で、HTMLを学んだ訳ですが、知っていて損の無い世界だと思います。なんて、偉そうなこと言ってますが、まだ初めて1年そこそこ。でも、どっぷりはまっています。別におもしろいわけではなく、「これしか手がないから」、というのも、事実です。ここでは、私の経験を通じて、知ることが出来たHTML、というテーマで書いていこうと思います。このページで、HTMLを勉強しようというのは、無理です。書籍だって、雑誌だって、たくさん出ています。技術的な内容は、そちらを見てください。ここでは、私とHTMLという感じで話したいと思います。

ホントに最初の頃

サイトを作ろう!と、思っても、なにをして良いか最初わからなかった。どうすれば、どうなるのか。そして、なにをしなくてはいけないのか?全く皆目不明だった。でも、サイトを作る前から、インターネットでいわゆる、「ネットサーフィン」をしていたので、サイトがどうゆうものか、は知っていた。兎に角、プロバイダーに、ダイアルアップで接続して、それから、ブラウザーを起動して、サイトを見るのだ。その程度の知識しかなかった。Windows3.1でのことだった。トランペットというソフトで、接続して、スクリプトなる言語もどき、で接続の細かな制御をしていた。これが面倒だった。トランペットのバージョンもどれが最新か、よく分からなくなっていたので、とうとう、ネットマネージのソフトを買った。市販されているダイアルアップのソフトはこれくらいだった(Win3.1のこと)。でも、使ったのは、ダイアルアップ接続の部分だけだった。そのころの、ブラウザはほぼ100%近く、ネットスケープだった。何しろ、ロハ。これが、当たり前なんだと、最初思っていた。(これは、ベータバージョンの話しで、製品版は有料です。)

インターネットって、ニフティのような中央管理はなくて、各自、自分の責任で、何かしている感じだった。このころ、「カッコーはコンピュータに卵を生むか」という本を読んで、だんだん、ネットの恐ろしさに気づきはじめた。でも、おもしろくて、ハッカーの本を読んだりしていた。タイトルは忘れたけど、アメリカの高校生で、システム不正侵入でFBIに、逮捕された高校生の自伝だった。この本で、アメリカのネットワークシステムの発展の歴史が分かったりした。情報処理の本より、100万倍おもしろかった。

話しが脱線してしまった。HTMLのことだった。

さて、何しろ、全く分からないので、本を買い込んだ。そのころから、書店では、だんだんサイトの作り方、みたいな本が出始めていた。ここ、数年で、爆発的に出てきて、書店の一角を、占領してしまった。また、雑誌でもサイトを作成する人向けの専門誌も出てきていた。取りあえず、お金の許す限り、買い込んで、読みまくった。

そこで分かったことは、サイトを作るためには、最低、必要なのは、「テキストエディタ」と、「FTPソフト」と、「ブラウザ」で、あとは、ISP (Internet Service Provider)との契約で、「サイトを持つディスクスペース」が有ればいいことになる。それまでは、ネットサーフィンと、e-mail以外に使っていなかったISPに、お宝(サイトのスペース)があったのだ。

思ったより簡単なHTML

最近の本や雑誌には、付録として、CD-ROMが付いてきて、本に紹介されたHTMLが大抵入っているものだけれど、最初のころに買った本にはCD-ROMが付いていなかった。そこで、よくHTMLをダウンロードしていた。早い話、気に入ったページを保管して、テキストエディター(秀丸)で、中を見ていたのだ。中身は、ほとんど、ちんぷんかんぷんで、なんか記号<>が多いナー、くらいにしか思っていなかった。早い話、htmlは、ブラウザと連携する、超小型のワープロビューワ用の言語なのだ。但し、ワープロのような書式設定(タグという)は、全部自分で、ポチポチと、入力しなくてはならない。

予め注意して置くが、htmlそのものは、ある団体がしっか、と基準を作っている。これで、標準化されている。が、現実はそうではないことも多い。「赤信号、みんなで渡れば怖くない」的な部分がある。いくら騒いでも、自分一人ではどうにもならない。

本を読み進めるうち、退屈になり、よし、やってみようと、思い立った。

HTMLには「タグ」と呼ばれる、ブラウザへの制御コードみたいなものがある(上の例では、ワープロの書式と書いた)。制御コードといっても、テキストで、<HTML>とか<BODY>とか入れるだけのシンプルなもの。ただし、ルールは有る。ブラウザはデコーダーみたいなもの、対話型処理の表示プログラムみたいなもの、だ。(実際は違うだろうけど、この方がわかりやすい。)そのブラウザは、前提として、正しい書式でHTMLが書かれていると、当然のように思っているので、その期待に答えなくては、ブラウザもきちんと表示してくれないのだ。ルールも簡単だ。

< ttttt >で開始したら、< /ttttt >で終了しなくてはいけない。(<p>は例外のはず。fp98は</p>を勝手につけてしまう)。また、ページの構造も決まっていて、

<html>    
  <head>  
    内容
  </head>  
  <body>  
    内容
  </body>  
</html>    

ページのタイトルを記述するタグ<title></title>は、<head></head>に入れて、文章などの内容は<body></body>の中に書く。これを書き込んだファイルを、拡張子をhtmlとして、保管して、ftpで、ispのサーバーに送る。これだけで良いのだ。但し、ルートとなるhtmlファイルは、適当に決めるのではなく、大抵index.htmlとかindex.htmとなる(大抵、プロバイダーが指示している)。ここから参照されるファイルは拡張子にhtmやhtmlがあれば、まあ、英語で何とでも名付けてよい。どっかにファイルの長さの事が出ていたかもしれないが、覚えていない(^^;)。あまり長くない方がいいと思うけど。

タグの数は、HTMLのバージョンによって、違ってくる。最近のhtml4は、用語定義用のタグが増えた。また、HTMLの見てくれようにスタイルシートも使えるブラウザーが出来てきている。部分的にバグは有るものの、いつかはきれいに出るはずだ。

簡単と書いたけど、表になってくると、面倒だった。というのも、ブラウザによって、または同じブラウザでも、そのバージョンで違うのだ。これ以外にも、ブラウザによって、サポートされていたり、されていなかったり、動くけど、見た目が違うとか(フレーム枠などは、いい例だ。)もー、ぐちゃぐちゃ。勿論、基本的な機能はサポートされているし、同じように見える部分が大半だけど、細かい部分で違ってくる。こうなってくると、普段の自分は、どのブラウザを基準としているか、が問題になってくる。よくサイトで、「このページは、xxxを基準としています云々」の断り書きは、「兎に角、プレビューでは、自分はこのブラウザで、確認までは、しています」という、悲痛なメッセージと考えていい。ホントなら、この世に存在する、すべてのブラウザ、すべてのバージョンで、確かめたいところだが、それを実施する人はあまり、いない、と思う。どうしたって、自分が基準とするブラウザは出来てしまうし、これは、もう仕方のないことなのだ。ブラウザは、HTMLとともに、進化している。これを止めることは出来ない。問題は、「正式」な基準の制定が、ブラウザでの新サポートの「後」に回ることだ。

参考になるリンク集

矢野啓介のページ

これから、サイトを作る人は、ここは必ず見ること!

「ホームページ」のウソ

A guide to HTML 3.2

HTML 4.0仕様書邦訳計画

ZSPC

インターネットはunixの文化

最初は、だからどーした、と思っていたが、或ることが有って、しみじみそうかぁ、と思った。英語の小文字と大文字は、WindowsのPC上では、問題なく同一ファイルと見なしてくれる。Book.htmlもBOOK.htmlもbook.htmlも同じファイルとして見なすので、ispのサーバーにアップする前に、ローカル(自宅の)Windows上で、ブラウザをオフラインモードで見ても、問題なく、リンクしてくれる。リンク参照をBOOK.htmlと、index.htmlに入れて置いて、参照されるファイルを、book.htmlとしても、参照できるのだ。でも、サーバーに上げると、BOOK.htmlが見つからないと言われる。でも、book.htmlは確かにサーバーに入っている。これは、大文字の英語と小文字の英語を、きちんと分けているからなのだ。後で分かったが、C言語もJavaも英語の小文字と大文字は違うと、はっきり出ている。DOS文化と、その進展系(末期症状?)のWindowsの文化から見ると、「ところ変われば...」という感じになる。なるべく英語の小文字で統一すべきだった。BOOK.htmlではなくbook.htmlとすれば、サーバー上でも、ちゃんとリンクした。

様々な障害

たくさんの本があるし、辞書的なものも多い。でも最初に「結果として」こうあって欲しい、と思ってから、「タグ」を探すのは面倒だった。テキストで入力して、そのそばから、ブラウザをリロードして、確認する、という常套手段で行ってきたが、これはどうして出来ないの?ホントは、別にやり方があるのかな?など、???の嵐に巻き込まれたことがある。たとえば、

ドキュメントの日付管理の方法は?

<title></title>の内容をサイトで出す方法は?

今日の日付くらい取り出せないの?

最初はわからなかった。タグに無いのだ。やがて、いろいろ調べるうち、これらは、JavaScriptで出来る事が分かった。これは、SUNのJavaとは、全く別物で、JavaScriptとはNetscape社が開発した、オブジェクト指向のスクリプト言語だ。これを利用すると、簡単に、上記の方法を実施できる。これはHTMLに記述するが、実際の作動は、そのブラウザを動かしているPCの上で動く。また、ここでも、ブラウザにより、違う動きが有ることがある。大抵は、ネットスケープとマイクロソフトIEを取り上げて、共通で実行可能、片方のみ可能、と分類されて、本に出ている。現状としては、動くか動かないかは、実際に試すしかない。本を書かれた人、JavaScriptでページを書いている人も、実際に試して、「おやぁ?」ということに直面しているはず。これも、仕方ないことと、あきらめています。

参考になるリンク集

Keiko's Page

DOKUGAKU JavaScript

画像

テキストだけのサイトよりも、いろいろ「絵」をつけたい。どんな本にも、画像の扱い方は必ず出ている。コンピュサーブのgif(読み方は、「ジフ」、「ギフ」。ジフが一般的)、jpeg(Jペグ)などが主なところで、他にもあるらしいけど、この2つが主流。gifは、ペイント系の画像用で、アニメーションもある。jpegは写真系の画像専用の感がある。圧縮の形式がこの方が向いている。(ファイルサイズが最小で、写真の元の品質を、まあまあ、保てる。)これらは、「素材」として、市販されているし、また、サイトで無料で作ってくれたりするところもある。最初は、自分で作るなんて考えもしないで、いろいろなところから貰った。中には無断で貰ったりしたが、「良心」が痛み、それは止めた。もしかして、いろいろ苦労して作ったのかもしれない「作品」を、無断借用するのは、人道的ではない、と思う。「ねちけっと」以前の問題だ。

そのうち、自分でも作りたくなり、Visioでgif変換のサポートが出来たので、それを使った。でも、直線的で、色がべた塗りなので、「ぼくとつ」な感じがしてならない。そもそも、Visioは目的が、gif作成用ではなく、ほとんどがBusiness用グラフィック作成なのだ。デザインもくそもない。そのうち、Painterとか、Flash3jを買った。また、ごく安のUleadも買った。Fireworkというソフトも気になるが、まだ買ってはいない。文章でどうにもならないなら、画像がある、というはの助かる。

参考になるリンク集

Una casa de fotografias Hiro's HOMEs

GIF Info

Silicon Cafe' WebSite

Pre 素材屋 MOMO's page

牛飼いとアイコンの部屋

テキストエディターの進化?

秀丸でシコシコ作成していた頃、タグの入力が面倒になり、フリーソフトやシェアウェアを試してみた。それはそれで良いのだが、さらに、もっと、楽にならないか、と考え、ネットスケープのコンポーザを使ってみた。<pre>の動きは困ったが、その他は、とても楽になった。HTMLエディターとの出会いだった。何しろ、ネットスケープ社が出しているのだから、当然ネットスケープナビゲータと互換性は高いはず。しばらくは、これでやっていた。

しかし、htmlファイルが数十を越え始めると、全体の管理をして欲しいと、思い始めた。htmlエディターは、そのページが出来れば、その役目を終えてしまう。そうではなくて、たとえば、10個なら10個のhtmlの相互関係や、リンク状況の把握や、サーバーへのアップロードの管理をして欲しいのだ。ファイル名を途中で変えたり、変更分のhtmlだけを発行して欲しい。(ftpで表示されるファイル変更日付を見て、アップしていくのはもう面倒だ。)プログラマーの勘としては、そういうソフトが有るはずだ。そこで、雑誌の特集を何度も見た。IBMはホームページビルダー、MicrosoftはFrontPage98、その他、AdobeもPageMilを出していた。雑誌に出ている、その画面のハードコピーを目を皿のようにして、どれが自分の期待するソフトか、記事を読んだりして、調べた。

結局、今はFrontPage98(FP98)でやっている。レスポンスが悪いけど、大きすぎるんだ、ここ。仕方ない。管理機能は、よくできている。

フレーム善し悪し

最初の頃、フレームを使っていた。これは、ブラウザのスクリーンを、分割して、ウインドウを作り、そのウインドウ相互を、関連づけて(リンクして)動かすことが出来る。指定も簡単で、最初に、フレーム枠の大きさを指定したhtmlを作り、その中に、表示したい内容のhtmlを書き込んでおけばいい。ブラウザはそのフレームを定義したhtmlを読み込むだけ。システム手帳のタグのような使い方が出来る。しかし、いろいろなサイトを見ていると、わざとフレームをはずしている(使っていない)サイトも多い。それから、ノートPCの環境だと、フレームが邪魔になる場合もある。また、ブラウザの古いバージョンでは、フレームそのものをサポートしていないものもある。さらに、通常のページから指定したフレームの様々な部分にリンクするときの制御がとても面倒だった。これが、シンプルなサイトならと、何度も思った。印刷も面倒だし。

そこで、フレームは、一部(サブファイルのソースの説明)をのぞき、一切使うのを止めた。それは、FP98に「共有枠」という機能が有るおかげでもあった。

JavaとJavaScript

Javaは、おおよそ、インターネットでの利用が多いと思う。でも、遅い。「Starting Java」を恨めしく見る人は多いと思う。ネットスケープが悪いわけではない。Microsoftが正しいわけでもない。そもそも、Javaとはそういうものなのだ。これに比べ、スクリプト言語、JavaScriptはさすがに軽い。細かな動きも出来る。しかし、Javaしかできないことも多いのが現実。「どうして、皆Java、Javaと騒いで、あの遅さを何とも思わないのだろうか、俺はいやだな」、と思っていた。そしたら、実は、Javaが実行が遅いことが、問題になっていることを知った。しかも、それをなんとかしようとしている事も知った。これからなんだな。あと、1年後にはJavaは、もしかすると、ものすごい変貌をするかもしれない。そういえば、AS/400でもサポートされているし、JDBC(ODBCではない)での、レコードレベルアクセスや、プラットホームを選ばない、方向性(仮想マシン)は、生き残りそうだ、とプログラマーの勘がささやいている。 問題は、レスポンスの一語につきる。

HTMLの可能性

皆が、どうゆうわけか、ブラウザを持っている。兎に角、PCがあれば、必ず一つは持っていて、その使い方は、だいたい知っているはず。ワープロのビューワより一般的だと思う。勿論、htmlファイルは、Internetから持ってくるのだろうが、出所は何にしろ、それを、「ほぼ」同じ体裁で表示できるのは、「すごい」事だと思う。AS/400の端末が、PC5250というより、一般的なのだ。小学生でも使っている事実は、将来の彼らに大きな「何か」を残していると確信する。おまけに、ハイパーリンクしてくれるし、スクリプト言語まで使える。これをAS/400の「何か」で活用しない手はないだろう。と、思う今日この頃。

というわけで、駆け足(全速力?)で、HTML奮闘記をお送りしました。どうですか、あなたも何かしてみませんか?

1998/10/3


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