先日、AS/400V4R3の発表セミナーに参加してきました。そこで、聞いたことを、まとめておきます。但し、あくまで、これはそのセミナーで、自分が聞いた内容を書いただけなので、内容の正確性は?です。もし、疑問がある方は、IBMの営業さんに聞いてみてください。
発表は大きく分けて、モデル170の発表と、V4R3の内容でした。
モデル170の概要
発表:1989/9/2
工場出荷:1998/9/11
サーバーモデルSxxに所属している。
新プロセッサーの搭載(Northstar)
サーバーの、対話型CPWの欠陥を、修正した。これで、サーバーと非サーバーモデルの両方を包含(らしい)。変なの...
対話型が動き出すと、途中でがくっと、バッチが動かない。
対話型が動いても、バッチに変化はない。
今のところ前提OSはV4R3のみ
従来は8Gの磁気ディスク機構だったのが、17.5Gを使える(Ultra
SCSI)
※ CPWが大きいほど、端末がたくさん動くので、多くのT/Rが発生する。よって、Diskのi/oが増加するので、cpuはがら空きで、diskのみbusyになりやすい。そこで、Diskの容量だけでなく、アームの数も増やすべき。(170の最大アーム数は10)
モデル170からモデル600以上にMESできない。ここが、170の選択基準。将来ハードのアップグレードが無ければ、170がおすすめ。
IBMのwwwでのモデル170の説明
IBMのwwwでのAS/400のモデル別ハードスペック
V4R3のハイライト
News/4Youの解説
ディスク圧縮機能
Diskのi/oコントローラ(マイクロ)で、圧縮(cpuは使用しない)
2から4倍の圧縮
ユーザーASPのみで、システムASPには適用されない
RAID、ミラーリングのサポート
9754,6533,2741でサポート
1GB, 2GB, 4GB, 8GBのみ(17.54GBはSOD)
EOU機能の拡張
オペレーションコンソール
構内接続コンソールの要件 |
機能 |
AS/400側のポート |
ケーブル種類 |
PC側 |
システムコンソール機能 |
MFIOP/ECSポート |
オペレーションコンソールケーブル |
PCのCOMポート(非同期:Async) |
制御パネル機能 |
MIポート |
リモートコントロールケーブル |
PCのCOMポート(非同期:Async) |
構内で接続されるコンソールは、WindowsNT4.0WS,95,98サポート
遠隔のリモートコンソールは、構内のコンソールとTCP/IPで接続される。このときの、構内コンソールは、WindowsNT4.0WS/Servcerのみ。リモート側は、NT4.0,95,98
簡単セットアップとWelcome Center
GUI?ウイザードでセットアップする。
オペレーションナビゲーター
セキュリティーウイザード
マネージメント・セントラル(複数のAS/400の実行状況の、一元管理)
AS/400 SDK for OLE DB and Activex
Project LightningのSDKのこと
VBで、PCからの、レコードレベルのアクセスや、レコードレベルの排他制御が可能(VBのAdd-Insに「AS/400
Toolkit」が入る)
ODBCより、効率がいい
AS/400用Tivoliのサポート
AS/400ネットサーバー
AS/400が、クライアントとなって、NTサーバーへアクセス可能
AS/400情報センター
AS/400
Information Entry Page
Cd-Romでもサポート
e-Business機能拡張
IBM HTTP Server for AS/400
HTTP1.1
Proxyとキャッシュのサポート
CGIのサポート(API)
サーバーAPI
ブラウザの自動検出
デジタルID認証サポート
WebSphereアプリケーションサーバー(JAVAサーブレット対応)
ログ機能の拡張
Server Side Includes(HTMLに日付や時間を入れるなど)
TCP/IPの機能拡張
IPパケットフィルタリング
Firewallの機能拡張
Virtual Private Network(VPN):インターネット上のデータの暗号化
Network Address Translation(NAT)
WebサーチエンジンのDBCSサポート(開発移行表明:SOD)
Net.Commerce for AS/400 V2
バーチャルモールの雛形を準備して、これを修正するだけで、バーチャルモールの開発ができる
IBM Payment Server for AS/400
LDAP(Lightweigt Direcory Access Protocol)のサポート
JAVA機能拡張
JDK1.1.6のサポート
AS/400 Toolkit for Java
Javaサーブレットのサポート(アプレットはクライアントのブラウザで動く。サーブレットは、サーバー上で動く。)
Business Intelligence (BI)
EVI(Encoded Vector Index) news400の記事
ビットマップインデックスの拡張
IBM特許
インデックス作成時間は10倍の早さ
データウエアハウスでの利用の増加を背景としている。
DProp R5.1
階層ストレージ管理(HSM)
使用頻度で、ディスク→圧縮ディスク→磁気テープ(いつもテープはマウントしていること)へ、移行していく
利用にはハード、ソフトの前提条件がある。
V4R3へのアップグレード
バージョン |
リリース |
移行 |
オブジェクトの互換性 |
V2 |
R3 |
e-Jump |
なし |
V3 |
R0.5 |
e-Jump |
なし |
R1 |
e-Jump |
なし |
R2 |
直接可能 |
あり |
R7 |
直接可能 |
あり |
V4 |
R1 |
直接可能 |
あり |
R2 |
直接可能 |
あり |
R3 |
- |
あり |
1998/10/1 |