きっかけ
実は、退職を期に、旅行に行ったり、また、まとまった退職金で、アメリカの自然でも満喫しながら、英語でも勉強しようか、などと考えていました。パソコンの言語も勉強したりして、まあ、自分に投資しようと、考えたわけです。短期留学でwwwで調べて、気に入ったところは、いつまでたっても1999年のスケジュールばかりで、2000年の1月分が出て来ません。もしかすると山奥なので、1月は無理なのかも（アメリカって9月が新学期の始まりです）。どうしようかなぁ、と思いつつ、のんびり旅行へ。そして、ある事に気が付きました。
忍び寄る恐怖
AS/400を触っていないことに、言いようの無い異様な不安感を感じていたのです。こんなこと、初めてでした。こんなこと書けば、また、すわ、「ああ、アイツは、もうAS/400忘れたんだってよー」なんて、でっかい声で言われそう（桑氏違うよー）です。しかし、S38から15年やっていることを、1、2ヶ月で忘れるはずは無いのです。それは分かっているのですが、不安なのです。「どうすればいいんだ。これは予想してなかったぞ。」...
そうか中古なら
そして、ある日偶然見つけた、サイト。それは、AS/400の中古販売のサイトでした。ここでは、CISCが50万前後で売っています。驚きました。スペックははっきりしませんが、個人で使うものに、それほど大きなスペックは要りません。私の会社を担当していたIBMのReps.さんならご存知でしょう。AS/400のBモデルが出たころから、ずーーーと、ずーーーと、ほしかったのです。その頃は、あのB10でも、300万くらい（ソフトも込みで）していて、長いことバッタ品はないかと、営業の人に無理を言ったりしました。少し前に、AS/400が特約店なら、ソフト込みで150万くらいになると、聞き出し、もう少しだ、....なんて、考えていました。いま、中古の物件がWWWに乗り、手元に退職金がある。発表以来、ずっと一筋にやって来たマシンの「オーナー」になりたい。こう思い出したら、夜も寝付けなくなりだしました。このサイトでの5250の画面のハードコピーも取れる（結構重要な素材）し、好きなだけ、「自分のマシン」でツールの作成ができる。むかし、「役に立つか分からんものを、会社のマシンで作るなんて、非常識だ」と、よその会社のマネージャ（らしい人）に言われて、後一歩で、半殺ししそうになったのを思い出した。（あれは、まだSYSYTEM38の頃だった。）これで、そんな引け目も無い。それになんと言っても、WINDOWSの数千倍もよく知っているマシンだから、何でもできる。呼吸するのと同じ感覚でプログラムが作れる。そうそう、まだよく分からないTCP/IPの実験もし放題だ。これっきゃない。そして、その実験の中で得た知識はそのまま、自分自身の技術にフィードバックできる。今の自分を維持するだけでなく、ステップアップできるのだ。まったく無駄な投資ではない。いや、むしろ、これ以上はない、自分への投資ではないか！なんで、これに、早くに気が付かなかったんだ!
マーイdream comes true.
そして、真剣にAS/400購入計画を考え出しました。CISCはＶ3で終わりです。今後のことを考えて、投資するなら、RISCです。しかしながら、WWWの物件には「お値ごろな」RISCが見つかりません。中古物件のサイトは、2箇所しか出ていないので、困り、自分のサイト、に掲示して、情報提供を待ちました。そして、常連のＹさんから情報が来ました。ベルデータさんが、いい物件を持っているとのこと。値段はいえませんが、OSも付いて、5530も付いて、1年の保守も付いて、購入できました。（具体的な金額は、発表はできないのですが、本当にうれしかったです。）
9401モデル150 (平衡型モデルですけど)。大きさも手ごろ。100ボルトだし（200では家庭では無理です）。64メガ、8ギガ、平衡型、LANつき、まったく問題なし。ベルデータの営業の方の感じもいいし、即、振込みました。AS/400が来るまでは、Javaの本をずーっと読んでいました。自分は、AS/400の次の活躍の場が、インターネットにあると思うのです。それは別に所謂、e-businessのことだけ、ではないです。たとえば、AS/400が持つ情報を、自宅や外出先で、気軽にブラウザで表示できるようにしてみたい。バックオフィスだけでは、無いと思うのです。将来は、多分、EBCDICベースではない、ASCIIベースのAS/400が出てくるのではないか、と思えます。今のAS/400の最大のネックはそこにあるからです。
そして、とうとうやってきました。小さな、巨人。名前は、もう決めました。Colossusです。
| colossus 《名》巨人、巨像、巨大なもの,【変化】《複》colossuses |
2000-1-21
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