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updated on 2004.06.23

16.17.JDEをやろう2

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再び、JDEの話題です。在庫管理に出席しました。3日間のコースでした。

JDEセミナーで使ったAS/400

講習中、STRQRYをして気づいたのですが、そのメニューに1番が有りませんでした。WRKQRYは「コマンドが無い」と言われました。WRKLICINFをしたら、なんと、QRYが導入されていませんでした。どうやら、JDEのワールドライターがその代わりを勤めるようです。でも、QRYは無くて良いのだろうか?ちなみに、RUNQRYはできました。このコマンドは、QRYのライセンスが無くても、サポートするようです。だから、RUNQRY *N ファイル名はできました。しかし、信じられない。

また、RPGのソースは、私の嫌いな、/COPYのオンパレードで、これでもか、これでもか、と有ります。/COPYのソースの中のCALL呼び出しのプログラムも、/COPYしているので、すべて、コンパイルしてソースを出さないと、全体的に中身が分かりません。コメントも、汚くて、センスのかけらもない、薄汚いソースでした。

パラメータの山

このJDEは、パラメータの山です。ビジネスユニットという、営業活動主体の登録から、倉庫、品目の登録の前提パラメータは当たり前としても、全てのメニュー項目一個一個に、パラメータを渡します。あの、メニュー番号+F18は、単に、その番号で呼び出されるプログラムにパラメータを渡している部分の、定義にすぎません。画面の動きやウインドウ化、表示内容の増減や、入力項目の省略値など、です。つまり、JDEはプログラムとメニューは切っても切れない関係です。これで行くと、もう、メニューそのものも、システムの一部と言わねばなりません。(誰が、そんなもの望んだのでしょう?でも、パッケージでは多いですね、このパターン。)。それから、ちらっと見ただけなのですが、*LDAを使うようです。じゃあ、*LDAを使うこちらのプログラムはどうなるの?完全にメニューを分けなくては。

JDEの講師について

JDEで教えていた方々は、AS/400の知識は、せいぜいオペレータ程度のものです。業務の知識はあり、また、会計の話しは、多くなる傾向があります(公認会計士なのだろうか?)。どうやら、普段は、この講師の方々は、JDEでのコンサルをしているようです。このような講師をするのは、いやなことのようです。彼らは、コンサルの知識を生かし、企業を「コンサル」して、その道具として、JDEを使います。セミナー中、うまく動かないときは、単に其れを避けて通るだけなのです。いいわけをする技量も有りません。「おかしいんです」としか言いません。JDEが何の略かを聞かれても、3人の人間の頭文字だという程度で、Edward以外のJとDが誰か分からないそうです。しかし、一人5万円で、20人くらいいたので、一日100万円稼いでいるんですね。3日のコースだと、確実に300万(1日コースを3回よりも、確実)を稼いでいるんですね。また、日英のパンフレットの、英語の部分によれば、英語では一日500ドルのようです。(アメリカでそうなのかは、不明)

まとめて考えると

JDEはきっと、こうゆうものです。

彼ら(コンサル)にとって、コンピュータは何でも良かったのです。兎に角、

  • 有る程度の、コンサルが可能な方法(手段)を持ち、

  • クライアントのCEO(CIOでは無い)の「受け」がよく、

  • メンテナンスできるプログラマーが存在するシステム(プログラムの集まり)であること。

これらを満たすものなら、なんでもよかったのです。成果物もプログラマー無しで、エンドユーザーが作成できれば、さらに、良い。

それが偶然「JDE」だっただけです。もし、JDEがだめなら、BPCSがあるさ,MOVEXがあるさ、SAPがあるさ、となるにすぎません。さらに、それが、動くシステムが、「偶然」AS/400になっただけです。AS/400を担当するこちらの神経を逆なでする、無秩序な基盤に成り立つ、プログラムの集まりは、彼らにとっては、ただの油まみれの歯車にすぎないのです。兎に角、動いて、結果を出すもので有れば、問題ないのです。

これらのシステムが、AS/400が築いてきた、理想や標準を踏みにじる限り、私にとっては、これらは「外敵」そのものです。人間の体で例えるならば、ウィルスです。しかも、駆除できないウィルスです。病んだシステムが、蔓延していきます。しかし、それに気づいているのは、AS/400の技術者だけで、結果オーライの人々にとっては、問題とは考えません。この、ギャップが引き起こす問題は、ガンの進行のように、静かで、やがて決定的なものになるでしょう。

人間がシステムをコントロールする時代は終わりました。これからは、システムが人間をコントロールし始めるのです。

講習会に出ていると、漢字の入力にすら難儀する、エンドユーザーが参加しているのが目立ちます。「ピー、ピー」と、入力エラーがうるさいのです(それぐらいも出来ないのか?)。この人たちが、ワールドライターでレポートを作ったりするのです。このような人たちが、JDEに、洗脳されていくのです。

どんなシステムなら良いのか

価格に見合う努力をしたのでしょうか?歯車が杜撰なのに、それがくみ合わさってできたシステムが、「夢のようにすばらしい」はずが無いのです。

AS/400は、画面の構成や、プロンプトの出し方など、対話型プログラムに関して、様々な基準を持っています。この基準は、インハウスプログラムでも守るほどなのに、うん千万もするシステムが、これに従わないのは、AS/400の技術者を馬鹿にしているとしか、言いようが有りません!少なくとも、オプション「4」で「選択」の画面(オプション1で選択もありました。プログラムの新旧が混在しているようです。)は、「根絶やし」にして貰いたい。F12は、原則として、全画面で使えるようにして欲しい。恥ずかしくは無いのだろうか>JDE。

肥大化しすぎてはいないだろうか?パソコンで言えば、いきなり、ペンティアム400MHZで、メモリ198MBで、ハードディスク18GBくらいの、マシンを、中学の入学祝いにプレゼントしているようなものです。もっと、細分化して、スートしてから、導入して欲しい。いらない機能が多すぎないだろうか?

機能テンコモリの時代は終わったのです。機能イイトコドリの時代なのです。

これからの自分

JDEの導入で、どのような、効果が有るのか、未だに知らされていません。(他社2つは、導入効果は、2000年対応らしいのですが、こちらは、そのとばっちり、程度のこと、と理解していますが...)。このまま、導入効果が、はっきりしないままだと、目標がないまま、突っ走っていることになり、どうしたら、うまくいったと評価されるのか分からない状況になりそうで、不安です。

JDEが会社の業務全てをカバーするのならば、もう自社開発は無くなります。せいぜい、レコードロックエラー応答やバックアップをする要員くらいなもの。また、どう考えても、入力しやすいとは言えない、オーダーエントリーを、何らかの方法(インターフェイス利用)で、容易にする事くらい。まあ、レポートが全て、ワールドライターで、賄えるか、疑問がなくもないので、その部分の、追加は有りそうです。でも、それが終われば、やがては、私はたちは、今の会社から不要になる人材のようです。

そろそろ、転職を真剣に、考えねばならないようです。

1998/12/13


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