20.7.異界TCP/IPへの道(5)-FTPサーバー- |
FTP (File Transfer Protocol)サーバー今度は、FTPを試してみます。やはり参考は、「AS/400 V3 TCP/IP機能とインターネット」研修用資料です。また、マニュアルは、「AS/400e シリーズTCP/IP 構成および解説書 バージョン 4 資料番号 SD88-5013-02」です。 FTPは、クライアントとサーバーの間で、TCP/IPを利用して、ファイルのやりとりをするものです。PC5250のIEEE802.2で接続すると、「データ転送」が出来ます。これにほぼ、相当するのが、このTCP/IPアプリケーションです。ただし、PC5250のデータ転送では、FDF(File Description File)で、フィールド情報を持ち、パックフィールドの有無が分かるため、データにパック数字フィールドがあっても、PCには、PC数字へ変換できます。自分としては、そんなの当然だと思っていましたが、このFTPは、レコード単位に一括して、SJISに変換するために、パックの部分は、単におかしな文字データとして、エラーになるようです(試しませんでした)。よって、パック数字のフィールドを持っているデータをPCで使いたい目的で、AS/400からFTPからダウンロードする場合(またその逆も)、このFTPは使えません。 FTPの属性定義よく分からないで、設定してしまったのですが、非活動タイムアウト1000秒が、16.6666分であることに、注目して下さい。知っていれば、60の倍数にしたんですけど... FTPサーバーの開始STRTCPSVR *FTPを実行します。手っ取り早く確認の為に、ブラウザで、FTPを利用してみます。 URLに入力するのは、 の形式です。パスワードはしてしなければ、問い合わせのウインドウが出てきます。 これで、データをPCにダウンロード出来るのですが、ファイルが、Binayになるらしく、PC上では読めませんでした。そこで、FTPコマンドを利用してみようと思います。尚、上記のライブラリーが、xxx.libとなっていますね。名前形式です。ローカル・システムで使用するファイル命名形式のことです。コマンドで変更できます。 AS/400e シリーズ TCP/IP 構成および解説書 バージョン 4 資料番号 SD88-5013-02
NAMEFMT 1では、拡張子に、savf, srcpf, file, pf, lf などもあるようです。 転送
このFTPのコマンドは、あくまで、クライアント側の立場で命名されています。
となっているようです。 試しに、以下のソースをPCへ転送してみましょう。 SYSVAL QCCSID=65535でやってみました。 WindowsNT上で、コマンド窓から、ftpを開始して、あれあれあれ?なんだこの、マスクは?これは、どうも、英語の小文字を出せない様ですね。もしかして、CCSIDの問題かな? よし、他にも手があるだろうけど、QCCSIDを65535から5035に変更してみよう。すると、おお、きれいに表示されたぞ。 追記 2000-2-2
220 Connection will close if idle more than 16 minutes.ってでていますね。1000秒=16.666分だからです。 しかし、入れる言葉が多いな。何度もやったので、覚えてしまった。
あれ?漢字が化けている?どうしてだろう。 あ、そうか、type b1ではなくて、type b 1 (bと1の間にスペースが一個必要)でした。 おお、うまく行きました。 AS/400をFTPクライアントにする今まではクライアントはPCだったのですが、今度はAS/400自身をクライアントにします。AS/400とAS/400やAS/400と大型なんかで、使うんでしょうね(多分)。そうそう、QCCSIDは当分5035でやってみます。それから、pc5250の設定は、939にしました。 STRTCPFTPを実行します。 おお、来ました。 ユーザー名を入力します。 パスワードを入力します。 準備完了。DOSと同じですね。試しに、helpと入力してコマンドを確認しましょう。 出た出た。よし、じゃあさっそく、F12を押してコマンドを、....ん? F12を押すと....うーん、事件だよ、ワトソン君。PC5250 v4.2のCSD5ですけど、... 3回やったけど、F12を押すと、エラーでpc5250が止まる。やーめた。次いこ、次。 WS_FTPを使うダウンロードしたWS_FTPだけど、なぜか、ダイアログボックスのフォントがでかすぎて、全部見れません。 仕方ないので、PRO版の日本語をダウンロード。こちらは30日間のみ試用できる。こちらの設定画面は、きちんとウインドウに収まっています。 普通にsvflib.libの内容をリスト表示できてしまったので、もう少し、工夫をしてみましょう。命名形式を1にしてみます。QUOTE site namefmt 1のQUOTEをはずして、初期設定に入力します。(QUOTEに当たる部分は、プログラム内部でしてくれるみたいです。) よしよし。ちゃんと出ていますね。 今度は、MS漢字モード(ShiftJIS)にしましょう。QUOTE type b 1のQUOTEなしを入れます。前のコマンドとは、セミコロンで分けます。マルチステートメントですね。 あれ?表示しないじゃん。リストの内容がでないよ... じゃあ、DOS窓から直接FTPコマンドを入れると、...LSコマンドって、type b 1では出来ないではないの...!どうすべ... これと同じ内容が、WS_FTPのログに出ています。WS_FTPのせいではなくて、FTPコマンドがそもそもだめみたいです。なんだばかばかしい。 WS_FTPは、結局、データとして、漢字を持たないASCIIか、保管ファイルのようにBinaryを転送するとき、便利です。それ以外はだめですね。 保管ファイルの転送は、うまくいきました。あっけなかったなぁ。 .savfの転送手順
これだけで、SAVFがAS/400に作成されます。この後の復元は、普通の保管ファイルからの復元と同じです。ちょっと、疲れました。 以上 2000-1-29 |
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