キー操作の値として次のいずれか1つを指定してください。
*KEYB (前のキー)
残りの検索値(フィールドの数,レコード様式名,およびキーの値)により識別されたレコードより1つ前のレコードが最初に読み取られるレコードです。
*KEYBE (前または等しいキー)
検索値により識別されたレコードが最初に読み取られるレコードです。それらの値に対応するレコードがない場合には,それらの値に最も近い前のレコードが選択されます。
*KEY (等しいキー)
検索値により識別されたレコードが最初に読み取られるレコードです。プログラムに前のレコード読取り操作が指定されている場合には,前のレコードが読み取られます。
*KEYAE (後または等しいキー)
検索値によって識別されたレコードが最初に読み取られるレコードです。それらの値に対応するレコードがない場合には,次の最高値のレコードが選択されます。
*KEYA (後のキー)
残りの検索値(フィールドの数,レコード様式名,およびキーの値)により識別されたレコードの後のレコードが最初に読み取られるレコードです。
次のように他の検索値を指定してください。
フィールドの数
検索に使用するためのキー・フィールドの数を指定します。指定するフィールドの数は,ファイル用の各キーのフィールドの実際の数と同じである必要はありません。たとえば, *KEY 1 FMT1 A を指定した場合には,最初のキー・フィールドにAの値をもつファイル様式 FMT1 の最初のレコードが読み取られます。キーの値ゼロを指定した場合には,すべてのキー・フィールドに基づいて検索が行なわれます。ゼロを使用した場合には,キーの値には,最大キー・サイズが入れられ,使用しない場合には,一致は起こりません。
レコード様式名
指定されたキーの値が含まれているデータベース・ファイルのレコード様式の名前を指定します。レコード様式の名前が指定されていない場合には,他の検索値と一致する最初のレコードのためにすべてのレコード様式が検索されます。
キーの値
最初に読み取るレコードを指定します。キーの値は,文字または正のゾーン10 進数形式のアポストロフィで囲まれた文字ストリングとして指定するか,あるいは 16 進数形式 (X' 値 ') で指定します。文字ストリングには最大 2000 桁までを指定することができます。
たとえば, POSITION(*KEY 1 FMT2 X'123F') は,次のことを指定します。
1. システムがレコード様式 FMT2 からレコードを検索します。
2. 1つのキー・フィールドが検索に使用されます(キーの値に多数のキー・フィールドがあっても)。
3. レコードに 16 進数値 123F (パック 10 進数値 123.0 の 16 進数等価)が入っています。見つかった時に,このレコードが表示されます。
DDM ファイルといっしょに POSITION
パラメーターを使用する影響についてはDISTRIBUTED DATA MANAGEMENT (SC41-5307) に詳細があります。 |