14.2.閏年の判定方法 |
いまさら、閏年?なんていわないでください。正しくは4で割り切れるだけではないんですよ。昔、先輩に聞いても、えっと百で割ってそれでそれが4で割り切れて...あれっ?違ったっけ?みたいな感じではっきりしないこともあるんですよ。それで、閏年にまつわる話をここに載せます。 ユリウス暦紀元前46年に、それまでの太陰暦を基礎とした独特のローマ暦から、エジプトの太陰暦に見習い、制定されたのがユリウス暦です。(ばいユリウスシーザー)。この暦では、4年に一度一日増やすことで、実際の一太陽年に近づけていました。 ちなみに、ローマ暦は1年10ヶ月だったが、エジプト暦で12ヶ月になり、追加された2ヶ月を年のはじめに持ってきたので、Octoberが8を意味するのに+2ヶ月されて10月になってしまったのです。 春分がずれた実は、正確には、一太陽年は365.2422日(365日5時間48分46秒)です。端数の0.2422日×4=0.9688となり、ほぼ一日となります。ユリウス暦はこれで調整していたのです。ところが、この「ほぼ」一日という誤差が積もり積もって、紀元前1世紀に春分が3月21日だったのに、紀元後16世紀には、3月11日になってしまった。キリスト教では復活祭が春分の後に来る最初の月満月の、次の日曜日だったのです。(これが10日も狂った)。 グレゴリー暦そこで、時のローマ法王グレゴリオ13世は、
つまり、100で割り切れるならば当然4で割り切れるのですが、 1600,1700,1800,1900,2000,2100のうち、閏年は1600年と2000年のみです。早い話、4年に一度一日足してたら、多すぎてしまったので、400年間に三回例外を設けて、減らして調整したのです。これにより、誤差が極めて小さくなったわけです。
別に困らない?さて、過去を扱う業務はさて置き、未来のみで考えると、「4で割って割り切れたら閏年」の例外は、2100年です。少なくとも私は生きていないで、例外なんていらないなぁ。(ちゃんちゃん)
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