6.2.API基礎講座2 APIの2つのパターン |
APIには2つのパターンがあります。
どちらのAPIに属するかの判断は、そのAPIの、必須パラメータに「修飾ユーザー・スペース名」があるか否かによります。 私は、プログラム作成前に、その必須パラメータを見て、ユーザー・スペースを使うAPIか否かを判定しています。本当は、もっと整理された内容のマニュアルで、「ユーザー・スペース使用かいなかのマーク」なんかあるといいんですけど。 ユーザー・スペースを使うAPIユーザー・スペースは、APIのみで使用する、APIとともに現れた新しいオブジェクトです。オブジェクトタイプは*USRSPCです。作成、参照はAPIによるしかなく、削除のみコマンドDLTUSRSPCが存在します(V3R1.0)。 このユーザー・スペースは、「予め、全部でいくつになるか分からないものを、検索する場合」に使用されます。 たとえばメンバーリストや、オブジェクトリスト、スプールの一覧とか、活動ジョブの一覧や、ロックされたオブジェクトの一覧などが含まれます。大体は、「一覧形式」のデータがユーザー・スペースにセットされます。 詳細は別途行います。 ユーザー・スペースを使わないAPI「予め、全部でいくつになるか分かっているものを、検索する場合」には、ユーザー・スペースは使用されません。(というより、ユーザー・スペースは要らない。) たとえば、RTVMBRDというコマンドを思い出してください。これは、ファイル名、ライブラリー名、メンバー名を渡すと、その一個のファイルのオブジェクトの、様々な属性を戻しますよね。初めから分かっている、属性分のパラメータがあれば、その属性の数は有限ですので、そのパラメータ分のみの定義で足ります。なにも、ユーザー・スペースにデータを展開する必要はないのです。 ユーザースペースについて、この後詳しく解説します。
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