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よく使うマニュアルです

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updated on 2004.07.01

6.1.API基礎講座1 はじめに

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bullet5.gif (241 バイト)1.APIとは

APIとはApplication Program Interfaceのアクロニムです。直訳すれば、「適用業務プログラム情報交換窓口?」とでもいうのでしょうか。これは、OSのコマンドでサポートされない機能を、サポートするのが主たる目的です。これによって、OSのコマンドの、たとえば、OUTFILEなどだけでは、果たせなかった(または、果たすのが難しかった)処理を、まずまずのパフォーマンスで行えます。

ほとんどが、オブジェクトの各種属性の取り出しやオブジェクトの一覧処理ですが、その他、数字の編集や、関数、コマンド化されていない(すでにコマンド化されているものもある)機能など、十分すぎるくらいにそろっています。(中には、APIとしてそろえたくて、わざわざAPIにしてしまった、と思えるものもあります。)

 それほど、システムが予想できない状況をも可能としますので、気楽に考えず、よく内容を吟味してから、プログラムの作成をしてください。(ちなみに、今まで大きくシステムにインパクトを与えるようなAPIを使ったことは、自分にはありません。恐いですから。AS/400は会社の資産であること(つまり自分のではない)ということをよく考えてください。やばそうなものは、あまり使わないほうがいいでしょう。君子危うきに近寄らず。もし、AS/400が自分のだという方、いろいろ試して教えてください!)

 Inside the AS/400を読んで、私に誤解が有ったことに気づきました(News400の記事を長いこと誤解していました。ごめんなさい。)正しくは、MIの使用を制限して、(不正ユーザーの使用制限)、その代替策として、APIを使えるレベルを作ろうとしていたようです。でも、危険なAPIが有ることには変わりないので、やっぱり、気を抜かずに、なにをするものか、とか、パラメータを間違えるとどうなりそうなのか、に注意してくださいね。

バージョンアップによりAPIが増えている場合も多く、以前はなかったのに、突如増えるケースもあります。(特にアナウンスはないようです。)ペーパーマニュアルが古い場合は、CD-ROMのオンラインマニュアルを参照してください。V3R1ではプログラムインターフェースというブックシェルフに入っています。

bullet5.gif (241 バイト)2.なぜわかりづらいのか

ずばり、マニュアルに問題があります。いわゆるユーザーズマニュアルではなく、レファレンスマニュアルだけなのです。つまり、英語の勉強でいうなら、テキストがなく、辞書のみに近い形です。何をすればいいのかは、はっきり言って、やってみるしかないのが現状です。マニュアル付属のサンプルも、少ししか役立ちません。

bullet5.gif (241 バイト)3.この講座の趣旨

自分も、すべてのAPIを試したわけではないのですが、「基本的にこのようにコーディングする」程度の経験は、あるつもりです。そこで、まず、「どうすればいいのか」に重点を置き、まずマニュアルを利用できるようにしたいと思います。信じられないかもしれませんが、本当に不親切なマニュアルです。APIはその発表当時からマニュアルを見ていますが、どんどん分厚くなり、内容はAPIが増えるだけで、説明はあまり変わらず(つまり、不親切なまま)、もしかして、これもセキュリティの一環のつもりか、と思ってしまいます。(注意、名前がCEEで始まるAPIはILE専用(バインド型)なので、ここでは取り上げません。)

bullet5.gif (241 バイト)4.進め方

わからなくても、とりあえず先にすすんでください。きっと、後で分かります。特に新しいオブジェクトや、概念はサラッと流してください。わかってしまえば、たいしたことはないのです。また、内部記述やバイナリに関することは、事前に調べておくといいでしょう。(たとえば、RPGでの扱いや、CLPでの扱い(組み込み関数%BIN)など。)また、ここでの記述は、すべてV3R1.0によるものだけです。(今使っているOSがV3R1なのです。)また、永続的にユーザー・スペースなどは使わず、要求があるとユーザー・スペースを作成して、データを検索する方針です。したがって、ユーザー・スペースはQTEMPに作成します。

 

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