a.22. 2000年問題 其の弐拾弐 |
本番を修正してしまった。いろいろな事情があり、Y2Kの元となる、(Y2K修正前の)本番のソースをいくつか変えてしまいました。そうせざるを得ない状況でした。つまり、Y2Kも、同じように修正しなくてはなりません。本番からコピーして、上書きして、しまっては、せっかく修正したY2K版が、元に戻ってしまうわけです。いちいち、ここの食い違いは、Y2Kの修正分だからスキップして、でも、ここは共通だから修正しなければならない、といったことを調べるのかぁ。これしないと、Y2Kに載せ変えると、急に昔のエラーが出てしまいます。面倒です。やだなー MRGSRCって、実は偉大だったそうだ、MRGSRCを使ってみよう。絶好のチャンスだ。そして、わかった。このソフトも偉大であることが! MRGSRCは、元は同じだった、新旧2つのバージョンのソフトを比較して、相違点をSEUで、手軽に直せるツールです。ここでは、画面のハードコピーを見ながら、簡単に解説します。 ここで、仮に、新しく修正したファイルとメンバーをTKLIB/QRPGSRC(TESTNEW)、これを反映させたいファイルとメンバーを、TKLIB/QRPGSRC(TESTOLD)としますと、MRGSRCは下図のように実行します。 MRGSRC旧新旧の順 で指定します。ここを間違えると、「変更がない」とか言われます。(このコマンドのよくない点は、省略値が分かりづらい、というか、役に立たないところです。) 実行キーを押すと、以下の画面が出てきます。上半分の画面が修正対象です。画面下に、「保守更新1の表示中」と出ます。(最初の「2の」は、何のことか不明です。)実は、この保守更新「X」のXは1からずっと「食い違う部分」のパーツセットで、カウントアップして、管理されています。ソースの左側の>>>>>>が違う部分です。 よく見ると、方やTESTDで、方やTESTNEWDになっていますね。 ここでは、修正しないで良い部分と仮定して、なにもせずにスキップしてみます。 F16を押してみましょう。すると、次の変更セットが表示されます。(先ほどの保守更新1は、そのまま食い違ったまま残っています。)すると、食い違っている部分の2番目、「保守更新2」が現れます。(ついでに、F16の逆方向移動は、F17です。F17で、前の方向に変更セットを探しますよ)。 古い方では標識90と91なのが、新しい方では88と87に書き変わっていますね。 今度は、これを、書き換えましょう。現在処理待ちの、「保守更新2」で、「新→旧」へ反映させてみましょう。 F15を押します。すると、勝手に、ソースが書き変わります。手で修正する必要はありません。(手でも修正出来ますけど。この機能は便利です) ほらね!手で修正しないでも、勝手に書き変わったでしょう?(手で修正はしてません)。 また、F15ではなく、F14だと、全部書き変わってしまいますので、注意です。さらに、F2を間違えて押すと、上記の「保守更新X」で「自動修正モード」は終わってしまい。自分で修正する事になります。終了はF3です。SEUと同じ、終了の確認画面が出ますので、置き換えない指定もできます。 こいつは便利です。新しいソースで、行削除したり、行追加しても、きちんと出来ます。Y2Kで新旧のバージョンが出来てしまって、元を修正してしまい、それをY2K版に反映したいときは、超便利ですね! また、MRGSRCでは、ソースメンバー名を*ALLで指定出来ます。新旧のソースファイルで、「同じ」メンバー名を探し出して、上記のモードになります。 尚、ご自分で確かめる場合は、適当なソースを別名でコピーして、わざと修正して、MRGSRCしてみると、よく分かりますよ。 1998/08/24 続く... |
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