やれやれ
サイトの再開のいきさつは今は書く気がしないので、また今度にする。今回から、ミラーサイトを置いて、オリジナルサイトの反応が遅いときは、そのミラーサイトを見てもらうようにしてみた。したがって同じインフラ上のPCサーバーではだめなので、別の只サイトを取った。Zero-yenというサイトだ。昨日までは、機嫌よくFTPの転送ファイルを飲み込んでいたZero-yenだが、今日はおかしくなっている。
A, B, C, D, Eのファイルを送信すると、A. B
までサーバーにアップするのに、C, D, Eがいかない。FTPソフトで5つ全部の送信を目で確認して、送信ログが出ているのに、サーバー側にファイルが出てこないのだ。で、まあどうせ、只だし、PCだし、と思い、Cを追加で送信してみると、A,Bが消えて、Cのみとなる。ムカついて、またA-Eを送りなおして、サーバー側で再表示ボタンを押してみた。
全部ない。
空っぽ。
フォルダー名のみ残っている。あきれた。なんだこりゃ。最大100MBなので制限でも越えたのかと、容量計算すると50MBもいってない。
企業向け「P」Cサーバー
そして思った。PCのPはパーソナル。つまり「個人的」「私的」「一個人の」Cだ。そんな個人向けコンピュータを企業の中核として使う「あほう」の神経には、付いていけない。エンタープライズコンピュータくらい名乗って見せろよ。マーケティングだけで、ディファクトスタンダードができてしまったがために、苦しむ人は多いと思う。
一流料亭の板前さんが、2本で1000円の包丁で、腕をふるう。すると経営者は安い道具で料理ができて、コスト削減を喜ぶ。しかし、できりゃあいいってものではない。出来上がる料理の質は、明らかに違う。材料の細胞の切断は、味を大きく分ける要素だ。なまくらの包丁では、高が知れている。もし、お父さんの日曜クッキングなら、包丁よりも、その誠意だけで、味はうまくなる。しかし、お金をもらうプロの仕事なら、道具は一流でなくてはならない。あったりまえのことだ。そこのところ、経営者って、わかってんだろうか。逆に、包丁1本数万円で、料理人より、包丁が自慢の料亭の味なんて・・・味見すらしたくない。包丁のネームバリューで、料理人はプライドを捨てるのか。まあ、そんな料亭ないだろうけどね。ITの世界では、あるみたいですよん。
後悔先に立たず
いつも、後悔は後に来る。先に来る後悔を後悔とは呼ぶまい。第一、そんなのあるのか?まあ、いいや。時代の流れ、プライド、そんなもののために、大事なものを失ってきたIT部は多いだろうし、これからも増え続けるだろう。ITに投資した分、数字で儲けは戻ってきているのか?丸々、経費のみで、やたら複雑怪奇で、場所をとり、地震火災テロ対策、マシントラブル対策、担当者(責任者)の連絡網(責任の擦り合い)、リカバリープラン、そんなバックアップシステムだけで、会社ができてしまうシステム。そんなの、本気でPCネットワークにするやつらの気が知れない。結構、やってしまって、なかなか引っ込みがつかず、引っ込めるチャンスを待っている会社は多い。
くどいようだが、PCだよ、PC。「P」。個人のオモチャを過信するにもほどがある。PCにデータ持たせてシステム構築なんて、たちの悪い悪戯だよ。馬鹿馬鹿しい。最近ボリューム検査で自分のPCのハードがいかれた(ように見えた)。アクセスできないフォルダーがいくつも出てきた。ついでに調べたらスパイウェアもぼろぼろ出てきた。さすがにウィルスはなかった。そこで、思い切って、論理区画からやり直したら、ディスク上に特にロススペースもない。メールアドレスや、My
Documentの内容が2年前にロールバックしたが(バックアップとってなかった)たいしたことなかった。「なくなった」で諦めがついた。
しかし、
これが企業だったら、やばいだろうから、クラスター接続でもするんだろうか。ミラーやらRAIDやらするんだろうか。8ビットのマシンからはじめた自分から言わせれば、「IT部=怖いもの知らずの集まり」としか思えないが。よく平気で管理できるよな〜。コンピュータのよしあしは、ハードではなく、OSのよしあしなんだけどね〜
10年後
いったいどうなっているのだろうか、10年後は。AS/400は残っているのかな。あるな!あってほしい。量子コンピュータや「量子のもつれ」(量子の蜃気楼)による瞬時の無線ネットワークが、PCを企業やSIから追い払っているかもしれないな。バイオコンピュータも早く出てほしい。うっかり、丸めた雑誌と間違えて、くにゃくにゃ曲がるPCを捨ててしまった、なんて笑い話もあるかもしれない。ポケットに1テラのディスク入れておいたら、ポロリと落としてしまった高校生の泣き言が掲示板に出ているかも。SFの笑い話が、笑い話にならなくなってきた今日この頃。でもSFの世界のコンピュータは、いつも理想的なほどに優秀で・・・ここだけは、SFが現実化しないねぇ。
10年もすれば、マーケティングベースのOSはやがて、淘汰される(されてほしい)と思うのは、俺一人だろうか。
04-06-20
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