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よく使うマニュアルです

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updated on 2004.06.23

16.3.所感2

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派遣の子を使ったら

以前、あまりの人手不足の為に、派遣会社からプログラマーの子に来てもらった。女の子だった。RPGはまあまあ組めて、細かいことに気づくのだが、驚いたことがある。忙しいので、(だから、雇ったのだが)、「これと、これから、こんな感じのリスト作って。サンプルはこれ。標準化の資料はこれ。フィールドはこれと、これを使って。論理ファイルは自分で探して。」とここまでは、「はいはい」と、まるで旦那のわがままを聞く、女房の様だったのだが、「ついでに、CLP作っておいて」と言ったとたん、「え!あれは、SEが作るんです。」と言い出した。「ここは、インハウス開発だから、SEもプログラマーも無いんだけど。」「CLP知らないんです」「...あ、そう。じゃそれはこっちで作るよ」と、ちょっと、ムッときた。RPGだけでいいと思っているのだろうか。

よく思い出してみると

そういえば、ソフトハウスの頃、CLPは確かに、仕様を考えたSEが作っていた。CLPは、Control Langeuage Programのアクロニムだから、ジョブ制御言語になることは間違いない。だから、客先の納品に、メニューをつける場合は、SEがメニューを作っていた。全体の中の個体としてのプログラムを、全体の一部として組み込む作業の責任は、確かにSEにあるのだろう。しかし、RPG起動やファイルの作成など、RPG関連のCLPの作業も多いし、中には、CLPの知識無くては達成できないプログラムもあるのに、「知りません」で通用するのだろうか。おかしいと思う。たぶん、その人は、自分を、いわばRPGのバイオジェネレータとしてしか考えていないのだろう。まあ、派遣の仕事は、「手助け」がメインなのだろう。そう考えない限り、納得出来ない出来事だった。

ユーザーフレンドリーは、創作意欲から

プログラマーは、やはり、ユーザーに喜んでもらいたい。「なにこれ?」とか言われると、がっかりする。どんなに工夫を凝らしても、相手が本当に望むことが出来なければ、「クソプログラム」なのだ。私は、帳票よりも画面(対話型)の方がすきだ。もし、印刷された文字がブリンクしはじめたら、帳票プログラムも好きになったかもしれない。理想は高い。

まともに動くこと(当然)

ファイルの読み込み、書き出しは、仕様どおり動くこと。これが出来なければ、ない方がましです。

奇をてらう技術は使わないこと

余り一般的ではない(らしい)APIで数字編集とか、サブファイルを列に分けてスクロールなど。

シンプルであること

ステップ数が10000なんてプログラム作った人がいた。System38で。その人中国の人だった。後で引き継ぐ人は、誰なんだろう?プール切るまでは、コンパイルされると、全ジョブが、がくっと、動かなかった。無駄がなくて、見やすいソースを作るのは、結構難しい。

レスポンスが早いこと

メニューで、なにげに、照会を選択したら、「どーなっちゃったの?」というくらい待たされた。でも、ユーザーは、黙々と使っている。かわいそう。ボリュームテストを忘れたな。

見やすく、使いやすいこと

画面一杯にサブファイルのレコードが出る。表示も、ローカルなのにトロトロ。しかも、上から下まで首を動かしてみる。ぱっと見て、読める範囲は、多くてせいぜい10行くらい。なにも、そんなにレコードを増やさないでよ。機能キーでも、ある時は、F5で更新、ある時はF10で更新。これじゃ、ユーザーは、戸惑うよ。

ぱっと見て、カッコいいこと。

車をお持ちの方は、おわかりでしょう。性能が少し劣っても、かっこいい車は欲しい。高輝度や、カラーなど使い方で、かっこよくなる。OSの画面はとても参考になる。尚、画面設計のマニュアル(AS/400 アドバンスト・シリーズ 適用業務画面プログラミング バージョン 3 資料番号 SC88-5496-00)はよくできたマニュアルだ。

相手が望むことを知って、それを解決すること

当たり前なこれが、出来ないことが多い。ユーザーとのセッションは、これを引き出すことなのだ。相手が望むことは、システム全体から見ると、無駄で、相手が、単にそれに気づいてないこともある。あるいは、代替案がだせるかもしれない。それをふまえて、プログラムするのだ。「そう、はいはい」といわないこと。「誰がその資料を要求するのか」「それで、なにを知りたいのか」「今あるこのレポートではだめなのか」とかいろいろ聞き出すことはある。「どうして?」を忘れてはいけない!

ぼーっと、プログラム作るだけではだめだ

自分のスタイルをもって、プログラムをするのはいい。でも、早い時期にしない方がいいと思う。もっと、もっと、人のプログラムも見なくてはいけない。パッケージで、ソース付きなら、あの金額のパッケージのソースの内容を見てみるのもおもしろい。そのパッケージの別の意味での評価が出来る。チャンスがないのなら、News400とか、英語の書物のソースだけみるのだ(英語がいやならば、ソースを見るだけで刺激になる。)また、特に外人のプログラムはおもしろい。RPGでも、気づかないパラメータをしっかり指定していたり、CLPもいろいろ発見がある。日本だけでは、土俵が小さすぎるのだ。いいものは吸収して、気に入らないものは、頭の片隅のおく程度にして行くこと。こんな風に、ソフトハウスから離れると情報がぱったりと、とぎれる。そんな不安を取り払うには、努力が必要だ。


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